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繁昌亭落語家入門講座に通いだして、落語にはまったったった
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 ほかの記事の余談で書いていましたら、深入りしまして。
 1本にします。

 桂枝雀師匠は、大胆に咄を組み替えた方という印象がありましたが、どうしてどうして。
 組み替えられているのはそのとおりにしても、
   「苦心惨憺、どうやったらもっと面白くなるか?」
   「こっけい咄にしても、論理的に筋が通るように表現しよう。」
   「会話を漫才調でやってみたら?」
 とされている痕がよく聞こえてきました。

 よく聞いていると、スッと話されているところは、米朝師匠の呼吸そのままなんですよ。
 客席との距離を縮めるように努力された分、現代の自分の部屋でCDを聞くと距離感を感じてしまうこともありますが。

 面白いことに、
  ・会話をしている2人
  ・演じている枝雀師匠
  ・それを見ている第三者(お客さんよりは近いところにいる)
 が出てきます。

 本当に枝雀師匠、うまいとしか言えません。
 「よもやま噺」で米朝師匠が話されていましたが、もう一度「落語の本通り」に戻ってこられたときの噺を聞きたかったなあ、と思います。
 枝雀師匠も、そのつもりやなかったでしょうか?

 「守破離」ってご存知ですか?
 「離」のレベルまでいった人が、「保守本流」のことをしてみると、レベルというか、次元が違うものが出来上がってくると思うんですね。
 「名人」っちゅうか、「うまい」っちゅうか、そんなもんやないものを楽しませてもらえたでしょうね。

 ご本人は、「お客さんが楽しいに笑ってくれはったらそれでええと思っています。」と照れ笑いされそうですけれど。

 ともかく、枝雀師匠のCDやDVDでは、落語家入門講座のお稽古の役には立ちません。
 せいぜい、「あ、ここは米朝師匠の語り口と同じやな」と思うところだけですね。
 こんなことを、ここに書いていいものやら?
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